夢の王国は不動のものとなった

開業から1984年には1000万人目のゲストが迎えられ、ディズニーランド開業当初からの目標であった年間目標を達成します。特に当初、ディズニーランドで注目されたのは、当時誰も見たことがない、経験したことがない光の洪水のようなパレード「エレクトリカル・パレード」でした。またシンデレラ城の美しさは日本にいることを忘れてしまうくらい、多くの方が感動したのです。

実はディズニーランドが開業してすぐ、新規設備に対する投資計画が検討され、さらにオフィシャルホテルに関するプログラムもここから始まりました。新しい設備を導入する事と、オフィシャルホテルプログラムを同時進行させ、1986年には東京ディズニーランド・オフィシャルホテルが一つ、誕生します。その後、私たちが知ってのとおり、ディズニーランドにバスで直通でき、ホテル内にキャラクターのお土産などが販売されているオフィシャルホテルが次々に誕生します。

新規設備の投資計画によって1987年に誕生したビッグサンダー・マウンテン、さらに2次計画によるスター・ツアーズ、そしてスプラッシュマウンテンなどは現在でも多くのファンを魅了するアトラクションとなっています。何れも、建設当初から次の一手を生むために計画し推進してきた運営が見事成功したということになります。

こうして次々に時代の選択を行く素晴らしいアトラクションを繰り出し、現在でも浮動の人気を誇るパークとなっているのです。

夢の王国の開園

着工から2年と4ヵ月もの日々を重ね、関係者が心ひとつに建設を進めてきたディズニーランドが1983年3月に竣工を迎え、それからキャストとスタッフがパーク運営に対する徹底した教育を受けました。それから約1ヵ月半で壮大なスケールで建設されたディズニーランドが日本に開園します。

1983年4月15日、当時はテレビ局もこぞってこのニュースを伝え、あいにくの雨に関わらず開園を待ち望んでいた約3000名ものゲストがディズニーランドの門をくぐったのです。日本の地に夢の王国の門が開かれた記念すべき日です。テレビのニュースをみていつかディズニーランドに行きたいと心躍らせた人は多かったことでしょう。

今までディズニーランドに行くためには海外に行く以外方法がありませんでしたが、国内に誕生したことでディズニーランド、また大好きなディズニーキャラクターがとても身近なものとなったのです。

建設関係者も、研修からずっと携わってきた方々もこの日を心待ちにしてきたことでしょう。費用の問題、また運営や雇用の問題を少しずつ着実にクリアしてきた苦労がここに報われたのです。それは夢の王国を建設するために妥協はしないというポリシーをしっかり心に持ち、関係者が一丸となって気持ちを崩さなかったからこそ、実現したのです。

建設から雇用まで苦労の連続だった

ディズニーランドの建設は1980年12月3日に始まりました。ここで記者発表が行われたのですが、当時、こうしたパークの開園に関する記者発表としては異例の250名もの報道陣が集まり、注目の高さを顕著にしました。

1981年からは本格的に建設工事が始まりましたが、これまでに例のない規模の建設です。予想したよりもずっと工事にかかる費用が大きくなっていきました。しかし、このパークの建設には妥協せず本物を作るというポリシーが深く浸透していたこともあり、予算がどれだけかかっても本物の夢の国を作るのだと、関係者一同が結束し、最終的に当初予算を800億円も超える1800億円という破格な建築費用がつぎ込まれた工事になりました。

この時、もし関係者の一人でも妥協していたら、きっと何年たっても色あせることなくその魅力を不動のものとしているディズニーランドは実現しなかったでしょう。

建設工事と同時進行で進められたのがパークを運営するためのマニュアルづくり、さらに夢の国の住人となるキャストの雇用が始まりました。ただ募集するだけではなくキャストに対する教育も徹底しなければなりませんし、当時は現在のようにディズニーランド周辺の交通網がしっかり整備されていなかったため、通勤手段が少ない中での雇用です。雇用、という面でも困難を極めたのは異例なことでしょう。

ディズニーランドの素晴らしさ

ディズニーランドはすでに日本の中で定着し、子供も大人も大好きなパークとなっています。ディズニーランドが日本に誕生した時には、開園前から多くの人たちが行列を作り、開園を今か今かと待っていました。

ディズニーランドに初めて行った方の多くが、この遊園地がほかのどの遊園地とは違うということを深く知ることになります。一歩このパークに足を踏み込むと、現実の世界とは全く違う夢の国に入り込ませてくれるのです。ただ遊園地として経営するのではなく、ディズニーの世界をここに表現するために、キャストすべてが夢の国の住人であり、それを体現しています。

この日本のディズニーランドが開園する前、夢の国を現実社会に作り出すため、研修員たちが動き始めていました。アメリカでディズニーランドの運営や業務に対するが異変、さらにその知識を専門的に学ぶための研修です。最初は9人の研修員がこの研修に参加し、1年間にも及びその知識、技術を学び続けてきたのです。

ただの遊園地ではない、本当に人々に感動を与え、子供も大人もパーク内で夢の時間を過ごしてもらうために、沢山の人が努力を重ねやっと、1980年からディズニーランドの建設に着工したのです。ディズニーランドの歴史を知ると、現在までディズニーランドがほかの遊園地とは違う確実な人気を得てきた理由がわかります。

当サイトはディズニーランドの歴史を紐解くことでこの素敵な夢の国の人気を探ります。当サイトがより深くディズニーランドの素晴らしさをお伝えするサイトになれば幸いです。